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これは、ある主婦が交通事故に遭遇し、不当な相手に本人訴訟を挑んだお話しです
第7回「えっ!もう結審?」
 前回のわたしへの証人尋問から1ヵ月半後、裁判も大詰めです。ぜひとも相手ドライバーを法廷に呼び出して、わたしの運転に落ち度がなかったことを証明させたいところです。ところが、裁判官は「原告・被告とも他に意見はありますか?」と尋ねられ、被告代理人の弁護士が「ありません」と答えると、裁判官は「それでは結審します」とおっしゃいました。わたしはあわてて「相手のドライバーは証人尋問に呼んでもらえないのですか?」と言ったところ、裁判官に「裁判所は相手ドライバーを呼ぶ必要は無いと判断しました」と、きっぱり言われてしまいました。結局、前回の段階ですでに呼ぶつもりはなかったのでしょうか・・・
 今までも、相手弁護士に対して「ドライバーを呼んでください」と再三要求したのですが、無視されました。法廷でお灸をすえてあげようと思ったのに・・・。わたしだけ証人尋問を受けハラハラ・ドキドキさせられ、損した気持ちになりました。はたしてわたしの主張は裁判官に受け入れられたのでしょうか。
 「それでは結審します。判決は・・・」ついに4ヶ月で5回に渡った裁判での戦いは終わったのです。すっきりしたというより、なにか心に引っ掛かったままの結審でした。
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